スマホの2台持ちを考えている40代独身男性の方も多いと思いますが、たくさんあってよくわかんないですよね。
ひとつ言えるのが、1台目が大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)なら、2台目は格安SIMが絶対的におすすめです。
(大手通信キャリアと比べると、とんでもなく料金が安いので)
「格安SIMが安いのは知ってるけど、たくさんあってどれ選んでいいのかわかんないよ」
そんな方々に格安SIMの選び方をわかりやすく説明したいと思います。
格安SIMの「きほん」の「き」!これだけ知ってれば格安SIMはわかる!
なにかと横文字が並んで難しくてクソめんどくさそうな格安SIMですが、実際そうでもないです。
とりあえずは↓の3つだけ知っておけばなんとかなります。
MVNO…大手通信キャリアから回線を借りて通信サービスを提供する会社
まずこれです。MVNO(えむぶいえぬおー)っていうのは、ドコモ、au、ソフトバンクから通信回線(周波数)を借りて、通信サービスを提供している会社です。
ドコモ、au、ソフトバンクみたいに通信設備を持つ必要がないので、格安で通信サービスを提供できるのが特徴です。
「そんなのドコモ、au、ソフトバンクに全く利益ないじゃん!」って思うんですけど、実際ないんだと思います。総務省が大手3キャリアに対して「おまえら通信費高ぇよ!」って言って無理やり貸し出しさせたのが日本のMVNOの幕開けですね、きっと。
SIMカード…電話番号等の利用者固有情報が記録されているICチップ
SIMカード(しむかーど)がなくてもスマホは使えます。自宅のwifiにつなげばネットが利用できます。
自宅のwifiでネットにつなぐ分にはいいんですけど、大手通信キャリア、もしくはMVNOと契約してネットや電話をする場合にはSIMカードが必要となります。
SIMカードには3種類あります。
通話 | SMS | ネット・メール | |
音声通話SIM | 〇 | 〇 | 〇 |
データ通信SIM(SMSあり) | × | 〇 | 〇 |
データ通信SIM(SMSなし) | × | × | 〇 |
料金は音声通話SIMが最も高くなります。月額利用料は
「音声通話SIM > データ通信SIM(SMSあり) > データ通信SIM(SMSなし)」
の順番で高くなります。
気をつけたいのはSMSのあり・なし。SMSってショートメッセージなんですけど、SMSがないと本人認証ができなくて使えないアプリがあります。
代表的なのはLINEです。SMSがないSIMだとLINEは使えません。
※ただし、LINEモバイルはSMSなしでもLINEを使えます。
→仕事用のスマホ2台持ちはLINEモバイルがおすすめな3つの理由。
MVNOと契約するとSIMカードが送られてきます。送られてきたSIMカードをスマホにガチャッと差し込めば、通信ができるようになるという寸法です。
(なのでMVNOのことを格安SIMと言ったりもします)
SIMロック…SIMカードを契約した通信キャリアに限定すること
これが日本のMVNOを阻んでいた壁なんですけど、むかしは大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)でしか契約したスマホを他社(MVNO含む)で使えないように制限していたんです。これがSIMロックです。
で、これも総務省が「おまえら儲けすぎ!」って言って2015年5月以降はSIMロック解除が義務付けられました。そういうわけで、現在は使ってるスマホをSIMロック解除すれば、他の大手キャリア、MVNOでも使えるようになってます。
SIMロック解除は大手通信キャリアのサイトから無料でできます。店舗や電話でも手続きは可能ですが、手数料(3,000円くらい)がかかることが多いので、ネットでやったほうがお得ですね。
ただし、ちょっと抑えておきたいのは、MVNOが借りている回線と、使っていたスマホが同じキャリアだった場合は、SIMロック解除は不要ということです。
ちょっとわかりにくいですね。
例えば、mineo(マイネオ)というMVNOは、auとドコモの回線を借りて営業してます(2018年8月現在)。なので、auとドコモのスマホを使う場合はSIMロック解除は不要です。ソフトバンクのスマホを使う場合はSIMロック解除が必要となります。
また、元からSIMロックされていないスマホもあります。これをSIMフリースマホとか呼んでます。
2台目スマホの選び方!格安SIMを選ぶときに気をつけておきたいポイント3点。
日本には500社以上のMVNOがあります。
テレビでCMをやってるような大手だと、LINEモバイル、UQモバイル、mineo、U-mobileなんていうのがありますよね。格安SIMって男性の利用者が多いので、CMキャラクターは若い女性アイドルとか女優が多いです。
500社以上のMVNOから2台目スマホの格安SIMを選ぶんですよ。これは難しい。
2台目スマホを選ぶときに気をつけておきたいポイント3点をご紹介します。
2台目スマホの使用目的をはっきりさせる!
まずはこれです。何に使うか目的をはっきりさせましょう。
目的をはっきりさせずに2台目スマホを持っても、結局使わなくなることが多いですよ。
2台目スマホを持つ意味って「人間関係を分ける」ってことだと、僕は考えています。
- 仕事とプライベートで分ける。
- 本業と副業で分ける。
- リアルな友人と非リアルな友人で分ける。
- 遊びと本気で分ける。
こんな感じでしょうか。裏の顔を知られたくない、そんなときに持つのが2台目スマホです。
僕の場合は、仕事とプライベート用でスマホを分けたいと思っています。休みの日に、LINEで仕事のメッセージがきたらゲンナリしますよね。
→仕事用のスマホ2台持ちはLINEモバイルがおすすめな3つの理由。
あとは出会い系です。メインの1台目スマホで使ってるLINEのIDが悪用されたらどうしよう!出会い系は2台目でやったほうが安心ですよね。
→【決定版】出会い系専用の2台目スマホ。おすすめはLINEモバイル!
まずは使う目的をはっきりさせて、2台目スマホが本当に必要なのかを考えましょう。
ここで非常に重要なポイントなんですけど、2台目スマホの主な使用目的がLINEなら、MVNOはLINEモバイル一択です。理由は以下のとおり。
- 他社の格安SIMはLINEのID検索から友達追加できない。ID検索から友達追加できるのは、大手通信キャリアとLINEモバイルだけ。
- SMSなしのデータ通信SIMでLINEが利用できるのはLINEモバイルだけ。
2台目スマホでLINEを使う場合は、覚えておくといいですよ!
どこの通信キャリアから回線を借りているMVNOかを確認する!
2台目スマホ用にわざわざ新しいスマホ買うのってもったいなくないですか?
過去に機種変更して使わなくなったスマホがあれば、それを2台目スマホとして流用することができます。
ここでポイントは1つ。繰り返しになりますが、MVNOが借りている回線と、使っていたスマホが同じキャリアだった場合は、SIMロック解除は不要ということです。
MVNOって大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から回線借りて通信サービスを提供してます。
大手通信キャリア | MVNO |
ドコモ | b-mobile DMM mobile IIJmio LINEモバイル mineo nuroモバイル U-mobile 等々 |
au | mineo UQmobile 等々 |
ソフトバンク | LINEモバイル U-mobile 等々 |
500社全て書ききれないので、思いつくところ書いてみました。
LINEモバイルなら、ソフトバンクもしくはドコモから購入したスマホなら、SIMロック解除なしで使えます。
逆にauで購入したスマホなら、SIMロック解除をしないとLINEモバイルでは使えません。ちょっと面倒な作業が増えてしまいます。
LINEモバイル公式サイト→LINEがデータ消費ゼロで月額500円~!
格安SIMで最も気にするべきは通信速度!
MVNOの通信速度は大手通信キャリアほど速くありません。
ちょっとこれは表にしてみます。例としてUQモバイルとmineoとLINEモバイルの通信速度を表にしてみました。
※最も通信が混雑する平日金曜日のお昼時と夕方から夜にかけての通信速度です
例① mineo
格安SIM平均 | mineo | |
12:00 | 1.66Mbps | 0.69Mbps |
12:15 | 0.42Mbps | 0.27Mbps |
12:30 | 0.33Mbps | 0.22Mbps |
12:45 | 0.54Mbps | 0.24Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.34Mbps | 0.97Mbps |
18:30 | 1.22Mbps | 0.53Mbps |
19:30 | 2.17Mbps | 1.17Mbps |
20:30 | 3.15Mbps | 22.29Mbps |
21:30 | 4.16Mbps | 13.83Mbps |
例② UQモバイル
格安SIM平均 | UQmobile | |
12:00 | 1.66Mbps | 15.08Mbps |
12:15 | 0.42Mbps | 15.06Mbps |
12:30 | 0.33Mbps | 13.81Mbps |
12:45 | 0.54Mbps | 27.73Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.34Mbps | 27.70Mbps |
18:30 | 1.22Mbps | 18.34Mbps |
19:30 | 2.17Mbps | 15.08Mbps |
20:30 | 3.15Mbps | 15.13Mbps |
21:30 | 4.16Mbps | 18.09Mbps |
例③ LINEモバイル
格安SIM平均 | LINEモバイル | |
12:00 | 1.66Mbps | 18.45Mbps |
12:15 | 0.42Mbps | 7.87Mbps |
12:30 | 0.33Mbps | 8.30Mbps |
12:45 | 0.54Mbps | 10.36Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.34Mbps | 18.47Mbps |
18:30 | 1.22Mbps | 16.59Mbps |
19:30 | 2.17Mbps | 9.22Mbps |
20:30 | 3.15Mbps | 8.73Mbps |
21:30 | 4.16Mbps | 9.22Mbps |
通信速度は4Mbpsがひとつの目安
ストレスなく動画観れる通信速度は3Mbpsと言われています。
ちょっと余裕を持って、4Mbpsあれば何をするにも安定してサクサク通信ができる速度です。
そう考えると、mineoはちょっと厳しいですねー。通信が混雑するお昼時と夕方に1Mbpsを切ってしまっています。これはイライラする速度です。
(表の赤字がイライラする時間帯です)
MVNOによって、回線の速度は大きく変わります。利用料はほぼ同じなのに、通信速度が全く違うってなったら半端なく損した気分なりますよね。
で、ここが大きなポイントなんですけど、大手通信キャリアの資本が入ったMVNOが通信速度は圧倒的に速いです。
- ソフトバンク→LINEモバイル
- au→UQモバイル
- ドコモ→なし!
なぜドコモが無いんだ!
でもソフトバンクとauなら、MVNOは一択に絞っていいと思います。
→ソフトバンクユーザーの2台目スマホはLINEモバイルがおすすめ。
→auユーザーの2台目スマホなら、おすすめはUQmobile。
まとめ
2台目スマホ選びで重要なポイントは以下の3点です。
- 使う目的。
- どこの通信キャリアから回線を借りているか。
- 通信速度。
ソフトバンクユーザーならLINEモバイルがおすすめです。
auユーザーならUQモバイルですかね。通信速度ならUQモバイルが断トツです。
ドコモユーザはちょっと微妙ですねー。新しいスマホを買うことになったとしても、LINEモバイルをソフトバンク回線で契約するのを僕はおすすめしますが…。
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