・auユーザー割引がありません。auユーザ以外の方におすすめです。
初期工事が不要で手軽に高速なwifi環境が手に入るWiMAX。
それでもたくさんあってどれを選べばいいかわからないですよね。
そんなWiMAXのひとつ。「DTI WiMAX 2+」をご紹介します。
「DTI WiMAX 2+」の概要
大きな特徴は以下の2点です。
- ギガ放題の月額費用が業界最安値水準。
- NTT系列のクレジットカードで料金支払いをすると更に割引。
WiMAXを選ぶ上で優先するべきは料金です。WiMAXはau系列のUQが展開している回線をリセラーが販売しているだけなんです。GMOもリセラー業者のひとつ。なので、基本的にはどこの業者で契約しても通信品質は同じです。
そうなると大切なのは料金ですよね。その料金が「DTI WiMAX 2+」は業界最安値水準です。
月額費用は長いことGMOとBroadWiMAXの2強だったんですけど、2強を突き崩すくらい安いです。いまからWiMAXの契約を考えている方ならもちろん選択肢になりますし、すでにWiMAXをご利用の方も乗り換え先になり得ます。
「DTI WiMAX 2+」の費用
「DTI WiMAX 2+」のコストは以下のとおり。初期費用と月額費用、そして解約するときに支払う解約違約金に分けてみていきます。
初期費用
事務手数料 | ギガ放題プラン:3,000円(税抜き) 7GBプラン:5,500円(税抜き) |
初期費用はどこもほぼ同じなんですが、なぜか「DTI WiMAX 2+」は7GBプランの事務手数料が高め。他社はギガ放題プランと同じく3,000円が圧倒的に多いんですが、「DTI WiMAX 2+」は違います。
「DTI WiMAX 2+」は7GBプランに注力してない感じがあります。7GBプランを検討されている場合は、「DTI WiMAX 2+」を外して考えていいでしょう。
月額費用
ギガ放題 | 7GBプラン | |
月額費用 | 契約初月:0円 1ヶ月目:0円 2ヶ月目:2,590円 3ヶ月目以降:3,760円 |
3,500円 |
月額データ容量 | 無制限 | 7GB |
支払方法 | クレジットカード | クレジットカード |
契約期間 | 3年 | 3年 |
プランは「ギガ放題」「7GBプラン」の2種類です。
ギガ放題は最初の契約初月から2ヶ月目まで割引されます。公式サイトには契約1ヶ月目から3ヶ月目まで割引となってますが、契約初月が1ヶ月目にあたります。他社とはちょっとカウント方法が違ってますね。
それでもギガ放題プランの月額費用は業界最安値水準。詳しくはメリットのところで説明します。
しかし、7GBプランは他社と比較し高めです。7GBプランを検討されているなら、他社でしょう。「DTI WiMAX 2+」を外して考えていいでしょう。
解約違約金
解約までの契約期間 | 解約違約金 |
1~12ヶ月 | 19,000円 |
13ヶ月~24ヶ月 | 14,000円 |
25ヶ月~ | 9,500円 |
契約期間は3年です。なので、37ヶ月目、73ヶ月目…というふうに契約更新月がやってきますが、契約更新月を逃して解約すると解約違約金が発生します。これはスマホと同じですね。
解約違約金も他社同等。解約違約金も他社と差別化できるポイントではないんですが、ここに風穴を開けたのが「BIGLOBE WiMAX2+」です。
「BIGLOBE WiMAX2+」は契約期間1年で解約時の違約金が最大1,000円(契約13ヶ月目以降は無料)。契約更新月とか関係なく、気軽に解約できてしまいます。短期のWiMAX利用を検討されている方は、「BIGLOBE WiMAX2+」が最有力の選択肢になります。
ちなみにですが、3年契約の場合の解約違約金はどの業者も同じです。解約違約金もWiMAX選択の決定打にはなりません。
「DTI WiMAX 2+」の取り扱い機種
選べる機種は4種類。それぞれのスペックは下記のとおりです。
W06 | WX05 | HOME L2 | HOME 01 | |
通信速度 | 下り最大558Mbps上り最大30Mbps | 下り最大440Mbps 上り最大75Mbps |
下り最大558Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大75Mbps |
連続通信 | 約9時間 | 約14時間 | 電源接続 | 電源接続 |
重量 | 125g | 128g | 436g | 338g |
サイズ | 128×64×11.9mm | 111×62×13.3mm | 93×93×178mm | 70×100×155mm |
自宅利用ならば「HOME L2」か「HOME 01」です。
「HOME L2」の見た目はこんな感じ。
魔法瓶っぽい…。
「HOME 01」の見た目はこんな感じ。
魔法瓶っぽい…。
どちらか選ぶなら、スペックの観点から「HOME L2」でしょう。
外でも利用するなら「W06」「WX05」です。「W06」の見た目はこんな感じです。
僕は「W06」です。自宅だと電源接続しっぱなしで使ってます。
「WX05」の見た目はこんな感じです。
スペックで言えば「W06」でしょう。
しかし!ちょっと注意が必要なのは「HOME L2」「W06」どちらもhuawei製品なんです。huawei製品は世界的に排除の動きがありますよね。まぁ大丈夫だと思いますけど…。
一方で、「HOME 01」「WX05」はNEC製品。メーカーの安心感ならこちらです。
「DTI WiMAX 2+」の通信制限
7GBプラン | 月間データ量が7GBを超過した場合、最大128kbpsに速度制限。 |
ギガ放題プラン | 直近3日間で「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信量合計が10GB以上となった場合、「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信速度を翌日に1Mbpsに制限。 制限時間帯:18時頃から翌日2時頃まで |
WiMAXは短期間で使い過ぎると通信制限が課せられます。ここはどのWiMAX業者も同じです。「GMO とくとくBB WiMAX2+」だから通信制限が厳しいとか緩いとかはありません。
多くの人が選ぶギガ放題プランだと、
・3日間合計で10GBを超えると18時~翌2時まで最大1Mbpsに速度制限される。
という点は覚えておきましょう。
「DTI WiMAX 2+」のメリット
「DTI WiMAX 2+」のメリットは以下の3点。
基本的には契約して安心できるWiMAXです。
①料金が業界最安値水準。
冒頭書きましたが、これまで料金なら「GMO とくとくBB WiMAX2+」か「BoradWiMAX」の独壇場だったんです。それが「DTI WiMAX 2+」がかなり思い切った値下げをしてきました。3年契約する想定でギガ放題プランの料金を比較してみます。
BoradWiMAX | GMO とくとくBB WiMAX2+ | DTI WiMAX 2+ | |
契約初月 | 2,726円の日割り | 3,609円の日割り | 0円 |
1ヶ月目 | 2,726円 | 3,609円 | 0円 |
2ヶ月目 | 2,590円 | ||
3~24ヶ月目 | 3,411円 | 4,263円 | 3,760円 |
25ヶ月以降 | 4,011円 | ||
3年間合計 | 128,626円+契約初月日割分 | 152,160円*契約初月日割分 | 130,430円 |
この例だと「BoradWiMAX」「DTI WiMAX 2+ 」が競り合ってますね。
と、言いたいところなんですが、「GMO とくとくBB WiMAX2+」はキャッシュバックあります。その額は31,100円。
そうなると、「GMO とくとくBB WiMAX2+」の3年間の実質費用が121,060円となり、「DTI WiMAX 2+ 」よりも安くなります。
ただ、「GMO とくとくBB WiMAX2+」のキャッシュバックは受け取るのがちょっと面倒なんです。
- 契約して11ヶ月後にメールでキャッシュバックの案内が届く。
- メール到着から1ヶ月以内に口座登録をする。
この2ステップを踏んでようやくキャッシュバックを受けられます。契約して即キャッシュバックを受けらえるわけではありません。11ヶ月待つ必要があります。
忘れてしまいますよね。こんなの。メール見落としてしまうかもしれないし。
そう考えると、そもそも月額費用が安い「DTI WiMAX 2+ 」は十分競争力ありです。キャッシュバック面倒という方は「DTI WiMAX 2+ 」も選択肢に。
②NTTグループカードで支払えば1年間月500円(総額6,000円)割引に。
ここまで割引すれば「GMO とくとくBB WiMAX2+」を抜き去ります。
NTTグループのクレジットカードで支払えば、月500円(総額6,000円)割引になります。ただし、NTTグループのクレジットカードに新規加入が条件です。既存のNTTグループのクレジットだと割引されません。
まぁ新規加入してもクレジットカードの年会費をゼロ円にできるので、これを機会に新規加入しても良いでしょう。
③固定のグローバルIPを割り当てられるオプションがある!
多くの方にとってはどうでもいいメリットなんですが、
- オンラインゲームが好きな人。
- サーバー利用を考えている人。
- VPN等による遠隔接続を考えている人。
にとっては固定のグローバルIPが重要になってきます。固定のグローバルIP割り当てられるオプションがある点はメリットでしょう。
④DTI CLUB OFFが利用可能に。
こういうの使ってる人を僕は見たことありませんが、それでもメリットでしょう。
「DTI WiMAX 2+」に申し込みDTI会員になると、「DTI Club Off」を利用できるようになります。ホテルやレジャー施設、スポーツクラブ、レストランや居酒屋が割引されます。
「DTI WiMAX 2+」のデメリット。契約前の注意点。
契約前の注意点もあります。
とはいえ、気をつけていればそんなに大きなデメリットはありません。
①auユーザーが割引にならない!
WiMAX業者によってはauユーザだとスマホ料金が1,000円割引になる特典があるんです。例えば、「GMO とくとくBB WiMAX2+」や「BoradWiMAX」は割引になります。
しかし、「DTI WiMAX 2+」は割引になりません。この点は残念ですね。
auユーザー以外ならデメリットになりませんが、auユーザーなら「DTI WiMAX 2+」は選択肢に入らないでしょう。
「DTI WiMAX 2+」まとめ
費用の観点からすると、かなりおすすめできるサービスです。WiMAXはどの業者も通信品質は同じ。差が出るのは料金です。NTTグループクレジットカードで申し込めば、間違いなく業界最安値水準です。
ただし、auユーザの方なら他社の方が安くなるかもです。
- auユーザーではない方なら十分おすすめできる。
ですが、
- auユーザーなら他社の方が安くなる。
が結論ですね。