40代独身男性がセミリタイアするのに必要な資産(貯金額)を考える~セミリタイア後の支出額~

前々回、僕は40代独身男性がセミリタイアにするのに必要な資産(貯金額)を3000万円としました。決めるのに必要な項目は下の6つです。

①現在の資産が生み出すお金(年間の利率):2.5%→前々回
②セミリタイア後の収入:69歳まで毎年100万円→前回
③年金額(何歳から年金受給できるのか含む):70歳から毎年120万円→前回
④毎年の支出額
⑤何歳まで生き残るのか
⑥インフレ率

前回までに③まで説明しました。

今回は④について考えてみたいと思います。

毎年の支出額

家計簿つけてる独身男性ってほんとに少ないんですよね。周囲の人に家計簿つけてるって言うと驚かれることがけっこうあります。確かに面倒くさいのですが、セミリタイアを目指す上では毎月いくら支出しているかはとても重要なデータです。

・食費(日々の朝食、昼食、夕食)
・交際費(友人等と遊んで使ったお金)
・娯楽費(一人で遊んで使ったお金)
・交通費
・教養費(自己投資に使ったお金)
・家賃
・光熱費(ガス電気水道)
・通信費(スマフォ、ネット)
・医療費(ジム使用料含む)
・雑費(生活雑貨、衣料費等)

僕は上記の項目に分けて、ざっくり100円単位くらいで家計簿をつけてます。
毎月平均すると下のようになります。

食費 25,000円
交際費 5,000円
娯楽費 3,000円
交通費 2,000円
教養費 2,000円
家賃 68,000円
光熱費 10,000円
通信費 12,000円
医療費 9,000円
雑費 4,000円

合計:140,000円

平日は自宅と職場の往復、休日はジム行くくらいでほぼ引きこもりですので、まぁ倹約できてるかなと思ってます。通信費がちょっと高いですよね。現在は3大キャリアのiPhoneを利用しているので、格安SIMへの移行がそろそろ必要かと感じてます。

医療費はジムの利用料です。病院に行くことはほとんどありません。

また、セミリタイア生活になれば外食も減ると思いますので、食費は削れるかと思っています。その代わり、交通費、娯楽費は増えそうですので、差し引きゼロくらいを予想してます。

セミリタイアすると社会保険料を自分で払わないといけない!

セミリタイアすると上記の生活費に加え、社会保険料(国民年金・国民健康保険)を払う必要があるんです。会社員であれば給与から社会保険料が天引きされるため金額を意識することはあまりありませんが、セミリタイアして会社員から外れると自分で払わないといけなくなります。

国民年金保険料はどれくらいかかるのか

会社員を辞め、セミリタイア生活に入れば国民年金に加入することが多いのではと思います。日本年金機構が下記リンク先で国民年金の保険料を整理してくれてます。

国民年金保険料

最もお得なのは、

「2年間分を口座振替or現金で払う」

になりそうですね(クレジットカード払いでポイントを得るという手段もありそうですけど)。

そうなると2年間で377,350円、月にすると15,730円くらいですね。

国民年金には付加保険料という制度がある。

付加保険料という制度があります。

付加保険料の納付のご案内

毎月400円保険料を納めれば、

200円×付加保険料納付月数

が毎年の年金額に加算される制度です。

付加保険料を納めた分は、2年間でモトが取れます!

参考:付加保険料の納付のご案内

ということらしいです。この制度、セミリタイアした独身男性はぜひ活用したいですね。僕は活用する予定です。

以上から、毎月の国民年金保険料は

15,730円(2年間分を月割り)+400円(付加保険料)≒16,000円

ということで、毎月の国民年金保険料は16,000円を見積もっておきます。

※セミリタイア後も働き方によっては厚生年金に加入する場合もあります。

国民健康保険はどれくらいかかるのか

国民健康保険は住む区市町村によって保険料が異なります。下記リンク先のような便利なサイトがいまはあるようですね。

国民健康保険

このサイトは秀逸ですね。ちゃんと読めば国民健康保険をだいぶ理解できそう。

サイト内に国民健康保険料を計算する機能があるようです。「国民健康保険料を計算する」からずーっと下にたどっていくと、住む区市町村の料率を基に、国民健康保険料を計算できるようです。

僕の場合だと

年齢:40歳~65歳

給与:1,000,000円

所得:0円

資産:0円

ですね。

すると・・・

僕の住む市町村だと国民健康保険の保険料は月額3,000円程度になりそうです。

※国民健康保険料は前年の収入に基づいて決定されます。セミリタイア1年目はけっこう大きな金額になるので注意が必要です。

※前年の収入が少ない場合、会社都合で解雇された場合等は減免制度もあります。

よって社会保険料は・・・

16,000円+3,000円=19,000円

ですね。

この先、社会保険料は減額されることはなくても増額されることはあると思いますので、

20,000円

くらいを見積もっておいていいかもしれません。

年間の支出額

ということですので、年間の支出額は以下のとおりになりました。

{140,000円(毎月の生活費)+20,000円(社会保険料)}× 12か月 =192万円

予想外の出費もあると思いますので、年間支出額200万円を見積もっておけばよさそうです。

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