ソフトバンクが展開する低価格帯の通信サービスであるワイモバイル。
ワイモバイルは通信設備を持っているので厳密に言うとMVNOではないのですが、料金はMVNOに匹敵する安さです。
・ソフトバンクの光回線/airを使っている人→ワイモバイルとのセット割があります。
・通話を頻繁にする人→月1,000円で電話かけ放題になります(時間制限なし)。
タイトルにワイモバイルの偏差値書いてますけど、人によっては偏差値65くらいあるかもしれません(大手通信キャリアを超えます)。正直、ワイモバイル強力です。
この記事ではこれから格安SIMの契約を考えている方に向けて、ワイモバイルのメリットとデメリットを明らかにし、他社と比較をしてみたいと思います。
ワイモバイルを使うメリット。
- 通信速度が圧倒的に速い。大手通信キャリアより速いかも。
- 複数台のスマホ、タブレットでデータ量をシェアできる。
- 家族割あり。家族割で500円引きに!
- ソフトバンクの光回線/airとセット割引で1000円引きになる。
- 時間制限なしの電話かけ放題オプションあり。
- 全国のソフトバンクwifiスポットが無料で使える。
- ヤフープレミアム会員費が無料になる。
- キャリアメールが使える。
- LINEのID検索から友達追加が可能。
たくさんあって書くの疲れました。料金と通信速度はこのあと書きますね。
ここでは最も大きなメリット3つについて書きます。
時間制限なしの電話かけ放題オプションあり。【スーパーだれとでも定額】
いつでも誰とでも通話が無料になるウソみたいなオプションがあります。「スーパーだれとでも定額」です。
料金は↓のとおり。
- 月額料スマホプランS/M/L、ケータイプランSS:1,000円
- ケータイプラン:1,500円
料金の説明はこの後しますが、スマホなら1,000円追加で電話かけ放題になります。
ちなみに、同じようなプランにイオンモバイルに「050電話オプション」があります。ちょっと最安値を比較します。
最低月額料金 | プラン | |
イオンモバイル | 1,980円 | データ1GBプラン(480円)+050電話オプション(1,500円) |
ワイモバイル | 1年目:2,980円 2年目以降:3,980円 |
スマホプランS+スーパーだれとでも定額オプション |
料金ならイオンモバイルが勝つんですけど、050電話は緊急電話(110、119)がかけられないんです。
なので、絶対にメインのスマホが050電話はあり得ないんです。万が一、自宅が火事なったり、犯罪に出くわしたとしても、110番119番に電話できないのでTwitterに投稿して拡散してもらうしかないんですよ!
その点、ワイモバイルは「だれとでも」なので、もちろん消防署にも警察署にも電話できます。メインのスマホで電話をよく使うならワイモバイルですね。
逆に、サブのスマホで安く電話をかけたいなら、イオンモバイルの050電話はおすすめです。あやしい何かに加入するとき、電話番号が必要ならイオンモバイルの050電話が便利です。
キャリアメールが使える(@ymobile.ne.jp)
大手通信キャリアを利用すると、自動的にメールアドレスが付与されると思います。@docomoだとか@auだとか@softbankとかのアドレスですね。
それが格安SIMだと、メールアドレスが付与されないことが多いんです。なので、自分でグーグルとかヤフーのフリーメールを取得して、スマホで使う必要があるんですよね。
ところが、ワイモバイルだと大手通信キャリアと同じく自動的にメールアドレスが付与されます。@ymobile.ne.jpのアドレスです。
まぁ一応メリットとは思いますが、じゃあグーグルとかヤフーのフリーメールで支障あるかと言ったらないですよね。
メールに関してははちょっとだけ手間が省けるくらいに考えていいと思います。
複数台のスマホでデータ量をシェアできる!
ワイモバイルにはシェアプランがあります。
シェアプランが何かと言うと、契約したデータ量を複数のスマホ、タブレットで分け合えるんですよね。
一体何がお得かというと、例えばスマホ2台とタブレット1台持っているとして、
- メインのスマホをスマホプランLで契約する(月額4,980円でデータ量21GB)。
- サブのスマホ用にシェアプランに申し込む(無料)。
- iPad用にシェアプランに申し込む(無料)。
というように、3端末の月額通信料合計が4,980円になり、データ量21GBを使えることになります。
(2年目以降は月額通信料5,980円です)
ちなみに、シェアするSIMが1枚増える度に、以下の料金が加算されます。スマホプランLならSIM追加が無料ですね。複数台の端末でシェアプランを使うなら、メインの契約はデータプランLがおすすめです。
- スマホプランS:980円
- スマホプランM:480円
- スマホプランL:0円
↑の例で説明すると、
- スマホプランSの月額料金は4,920円(基本料1,980円+SIM料金980円×3枚)
- スマホプランMの月額料金は4,420円(基本料2,980円+SIM料金480円×3枚)
- スマホプランLの月額料金は4,980円(基本料4,980円+SIM料金0円×3枚)
になります。
ところで、他社でもシェアプランはやってます。最安値のDMMモバイルでデータプランL同等の契約するとこんなかんじです。
DMMモバイル:20GB/5,380円。SIM3枚目まで追加無料。4枚目から200円/1枚。
ワイモバイルとほぼ互角ですね。ただワイモバイルは2年目以降月額料金が上がり、3年目からは使えるデータ量が下がります。
長い目でみるとDMMモバイルが有利かもしれません。ただ、2年過ぎればワイモバイル無料で解約できますからね。2年間だけワイモバイルで、その後はDMMモバイルとかが賢い使い方です。
(ただし、通信速度はワイモバイルが断トツで速いです)
LINEのID検索から友達追加が可能。
地味に大きなメリットがLINEのID検索から友達追加ができることです。
出会い系とかマッチングアプリとかSNSとかよく使われる方、ネットの知り合いとLINE交換するときID交換してませんか?
ほとんどの格安SIMでLINEのID検索から友達追加できませんし、自分のIDを検索してもらうこともできません。唯一LINEのID検索ができる格安SIMはLINEモバイルです。
→使ってわかったLINEモバイルのメリット・デメリット 速度と料金は?
そして、ワイモバイルもLINEのID検索から友達追加ができます。自分のIDを検索してもらうことも可能です。これは大きなメリットです。
ワイモバイルを使うデメリット。
- 実店舗はとても混雑する。ネットが便利。
- データ繰り越しができない。
- 他社のスマホを使うにはSIMロック解除が必要。
- 低速モードへの切り替えができない。
全国にワイモバイルの店舗がありますが、どこも混んでます…。僕の自宅の近所にもありますけど、まぁいつ行っても並んでますよね(人気なんですよね)。
なので、手続きはネットからやりましょう。解約以外の手続きはだいたいネットでできますし、サイトにチャット機能があるのでわからないことがあれば質問できます。
あと、余ったデータ量を翌月へ繰り越しもできないし、低速モードへの切り替えもできません。低速モードっていうのは、通信を低速に切り替えてデータ量を節約する機能なんですけど、それができないんですよね。
それとけっこう大きなデメリットが他社で購入したスマホを流用して使いたい時、必ずSIMロック解除が必要となることです。
ソフトバンク系列だからといって、ソフトバンクのスマホをそのまま流用できません。SIMロック解除が必要になります。
SIMロック解除面倒!って人はワイモバイルおすすめできないかもですね。
auで購入したスマホならUQモバイルならSIMロック解除不要なので手続きが楽になります。
→【UQモバイルのメリット・デメリット】気になる速度と料金は?
ドコモで購入したスマホならBIGLOBEモバイルあたりがおすすめです。こちらもSIMロック解除が不要です。
→BIGLOBEモバイルのメリットとデメリット。エンタメだけじゃないです。
ソフトバンクで購入したスマホだと、LINEモバイルならSIMロック解除が不要です。
→使ってわかったLINEモバイルのメリット・デメリット 速度と料金は?
ワイモバイルの通信速度 最強です。
ここはちょっと表でやります。格安SIMは大手通信キャリアより通信速度が遅く、お昼と夕方は遅すぎて使い物にならないこともあります。通信速度は大切なポイントです。
一般的に、4Mbpsあればなにをやるにもストレスを感じることはないと言われてます。
(Mbpsは通信速度の単位です)
3Mbpsで高画質な動画の再生がちょっとストレスを感じる程度、1Mbpsを下回り始めると徐々に低画質な動画の再生や、画像の多いサイトを開くのにストレスが溜まってくる感じです。
まずは平日の平均値です。最も混雑するお昼時と夕方から夜にかけてをピックアップします。
格安SIM平均 | ワイモバイル | |
11:30 | 9.07Mbps | 15.77Mbps |
12:30 | 0.51Mbps | 14.35Mbps |
13:30 | 5.64Mbps | 15.04Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.66Mbps | 13.57Mbps |
18:30 | 1.39Mbps | 14.04Mbps |
19:30 | 2.51Mbps | 13.21Mbps |
全く問題なしです。超速です。
続いて休日(土日祝)の平均値です。
格安SIM平均 | ワイモバイル | |
11:30 | 3.88Mbps | 11.23Mbps |
12:30 | 2.27Mbps | 11.21Mbps |
13:30 | 2.47Mbps | 10.27Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.36Mbps | 11.00Mbps |
18:30 | 2.90Mbps | 11.68Mbps |
19:30 | 4.44Mbps | 11.14Mbps |
休日もめっちゃ速いです。
全く問題ないです。最強です。
ワイモバイルの利用料 大手通信キャリアよりかは断然安いです。
利用料は大きく初期費用と月額利用料に分かれます。
初期費用は3,000円(税別)。ふつうです!
初期費用は以下のとおりです。
- 事務手数料 3,000円
ここは他社と大きな差はないです。
月額料金は高くも安くもないですが、割引が使えます。
月額料金は↑の表のとおりですが、
- 2年目からは月額料金が1,000円UP。
- 3年目からはデータ量が2/3にDOWN。
です。
なので、2年目終わったら別の格安SIMへ乗り換えていくのがお得な使い方ですね。
ただし、ワイモバイルは割引がけっこう使えます。
おうち割 光セット割引の破壊力
自宅でソフトバンク光、もしくはソフトバンクAirを使っている場合は上記の表のとおり割引があります。
こ、これはでかい。
更に家族割も…。
さらに家族割もあります。
最大9回線まで、月額料金が1,000円引きになります。
ただし、同じようなプランにイオンモバイルのシェア音声プランがあります。イオンモバイルなら家族4人のスマホ代を3,000円以下にすることもできます。
→イオンモバイルのメリットとデメリット。使って分かった注意点まとめ。
速度はワイモバイルの方が断然速いんですけど、料金にこだわるならイオンモバイルが勝ちます。ワイモバイル契約前に、イオンモバイルと比較検討してみましょう。
ワイモバイル利用者のナマの意見。気になる口コミは?
ワイモバイルの利用者はワイモバイルをどう思ってるんでしょうか。
客観的なワイモバイルに関する口コミは別記事にまとめてます。
→ワイモバイルのリアルな口コミ。通信速度に関する厳しい評価。
こちらをご参考に!
まとめ ワイモバイルは偏差値73。
最強の通信速度で、そこそこ安いワイモバイル。割引をうまく使えば、月額1,000円台で通話もできて、ネットも速いスマホを持てます。
気をつけたいのは他社で購入したスマホを流用する場合です。必ずSIMロック解除が必要になるので、契約前に忘れないようにしましょう。
総合的にみて、ワイモバイルは使えます。偏差値73と断言していいでしょう。