「えっ!職場でLINEのグループ作るの?俺のアイコン、未成年の地下アイドルなんだけど…」
ピンチは突然やってきます。ビジネスマンならプライベート用と仕事用のスマホは分けたいところ。
仕事中はデキる風な男性のLINEのアイコンが未成年地下アイドルだったり、アニメキャラだったりすると、一気にイメージが崩れます(いい方向に崩れることもありますけど)。
あと、プライベートのLINEで仕事の連絡来るとゲンナリしますよね。日曜日に仕事用のメッセージが未読で残ってると、LINE開くたびに鬱なります。
仕事用とプライベート用のスマホを分けることで日曜日の夜が憂鬱にならなければ安いものと仕事用の2台目スマホを探しました。求める要件はこんな感じでしょう。
- 月額料金が格安であること(2,000円程度)。
- 通話料を気にせず音声通話ができること(電話かけ放題希望)。
- データ量は少なくて良いけど、LINEは必須。
ドコモ、ソフトバンク、auの大手キャリアだとちょっと月額料金が高すぎますよね。2台目で持つのはちょっと経済的なハードルが高いです。
ということで、仕事用のスマホ2台持ちに使えそうな格安SIMを探してみました。
先に結果から書きます。
いまのところ、↑の3社が仕事用の2台目スマホには最強かと思います。
この記事では、仕事用の2台目スマホを探している方に向けて、おすすめの格安SIMを3つ、その理由とともに書いてみたいと思います。
LINEを使ってる職場なら、LINEモバイルが最適である3つの理由。
・LINEが使い放題。LINEでやりとりする通話や画像、動画はデータ量に反映されない。
・LINEのID検索から友達追加ができる格安SIMはLINEモバイルだけ。
理由① 月額利用料が格安。おすすめはLINEフリープラン。月額利用料500円から!
LINEを仕事上のツールとして利用している職場なら、おすすめはLINEモバイルです。
そして最強なのはLINEフリープラン。月額利用料500円でスマホの2台持ちができます。
LINEフリープランの料金は↓のような感じになります。
音声通話不要。通話もLINEでやる場合 | 月額500円 | |
音声通話必要 | 電話のかけ放題は不要。 | 月額1,200円 |
10分間かけ放題を使う。 | 月額2,080円 |
月額500円のプランだと、1GBまで高速通信できます(毎月のデータ量が1GBを超えると低速通信に切り替え)。仕事用の2台目スマホなら、1GBあれば十分ですよね。
ただし月額500円のプラン(データSIM)だと音声通話はできません。音声通話ありなら、月額1,200円(音声通話SIM)のプランです。
さらに、月額1,200円の音節通話SIMのプランに、月額880円のオプションをつけると10分以内の通話なら何度でも電話かけ放題になります。
他社でも電話10分かけ放題オプションはやってます。業界最安値を競っているイオンモバイルとDMMモバイルと比較するとこうなります(データ量1GBの通話SIM)。
月額料金 | プラン | |
イオンモバイル | 2,130円 | 通話SIM 1GB(1,280円) 電話10分かけ放題(850円) |
DMMモバイル | 2,110円 | 通話SIM 1GB(1,260円) 電話10分かけ放題(850円) |
LINEモバイル | 2,080円 | 通話SIM 1GB(1,200円) 電話10分かけ放題(880円) |
僅差ですが、LINEモバイルが最安値です。
ちなみに、イオンモバイル・DMMモバイルでLINEをする場合はSMS(ショーメッセージ)オプションをつける必要があります。オプション料金は↓のとおりです。
(LINEモバイルはSMSオプションなしでLINEできます)
- DMMモバイル:150円/月
- イオンモバイル:140円/月
オプションをつけると月額料金の差は200円程度に拡大します。たかが200円でも毎月となるとけっこう大きな差になりますよ。
理由② LINEが使い放題。LINEでやりとりする通話や画像、動画はデータ量に反映されない。
LINEモバイルの最大のメリット。それはLINEの通信がデータ量に反映されないことです。
職場でLINEのグループを作ってる方も多いのではないでしょうか?最近は業務連絡も全てLINEって職場も多いですよね。
LINEモバイルならLINEの通信がデータ量に反映されないため、契約するデータ量をかなり抑えることができます。
それこそLINEフリープラン(1GB)で十分かと。LINE目的のスマホなら、ワンコイン500円で持ててしまいます。
500円でLINEモバイルと契約すれば、プライベートLINEのアイコンを晒すことも、タイムラインを晒すこともなくなります。月額500円の仕事用LINEで「いいかんじのアイコン」にしたり、「いいかんじのタイムライン」にすればいいんです。
理由③ LINEのID検索から友達追加ができる格安SIMはLINEモバイルだけ。
地味に大きなメリットはID検索から友達追加ができることです。
意外なことなんですが、他社の格安SIMだとLINEのID検索できないんですよね。
というのは、他社の格安SIMだとLINEの年齢認証ができないんです。利用者が18歳以上であるという確証を得られないため、ID検索を制限してるんですよね(出会い系対策だと思います)。
その点、LINEモバイルなら契約時に契約者の年齢を確認できているので、ID検索ができるんです。ID検索ができるのはドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルにLINEモバイルを加えた5社だけです。
職場の人とLINE交換するとき、「あっ、僕ID検索できないんですよー」ってなると瞬間的に「???」って感じになります。場が凍りますよ。
LINEモバイルのここだけは注意!ドコモ回線だと通信速度が遅い!
LINEモバイルは基本的に使えるんですけど、ちょっと注意が必要なのはドコモ回線だと通信速度が遅いという点です。
LINEモバイルは
- ドコモ回線
- ソフトバンク回線
のどちらかを選んで契約できるのですが、ソフトバンク回線は快速なのに対し、ドコモ回線はちょっと遅いです。
ドコモ回線でもLINEだけする分には問題ない(動画や画像をやりとりすると、ちょっと遅くなる時間帯があるかも)通信速度ですが、これから契約するならソフトバンク回線がおすすめです。
電話をかけることが多い仕事ならワイモバイルのスーパーだれとでも定額が最強。
・月額基本料は1,980円~。割引をうまく使えば、さらに格安に。
・通信速度が圧倒的に速い。2台目でもネットをやりたいならワイモバイルは最強。
理由① スーパーだれとでも定額で電話かけ放題に!
ワイモバイルをおすすめする理由はこれです。1,000円のオプションをつければ、電話かけ放題になります。仕事上、通話をよく利用する方にはものすごいお得なサービスですよね。
格安SIM(厳密にいうとワイモバイルは格安SIMではないのですが)で無制限電話かけ放題をやってるのはワイモバイルくらいです。それも1,000円で。
確かに大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)も無制限電話かけ放題やってます。ただそれは基本プランとして2,700円。さらに大手通信キャリアの料金体系は
基本プラン+データプラン
の2本立てになり、基本プランにデータプランの料金が追加されるので、料金だとワイモバイルが圧倒的に安くなります。
理由② 月額基本料は1,980円~。割引をうまく使えば、さらに格安に。
ワイモバイルの料金は↑のとおりです。料金体系はシンプルですね。
他の格安SIMと比べると安くもなく、高くもなく、平均的といったところでしょうか。ただ割引をうまく使うと一気に最安値近辺になります。
まずはソフトバンクairとソフトバンク光とのセット割。最安値のスマホプランSなら1,480円になります。
さらに家族割もあります。家族でワイモバイルを使ってる方がいる、もしくは家族といっしょにワイモバイルへ入るとさらにお得ですね。
ワイモバイルは安いよね。
2回線enjoyパック付けてこれだけだもんね。
enjoyパックやめれば3回線以上でも約300円てことだもんね。
se増やそうかな。。 pic.twitter.com/te5bgNAIgm— らじらじ (@radiradi2013) September 16, 2018
実際の利用者の明細ですが、なんと月額1,000円ちょっとです。こ、これは破格…。
理由③ 通信速度が圧倒的に速い。2台目でもネットをやりたいならワイモバイルは最強
ここはちょっと表でやります。ワイモバイルは信じられない程、通信速度が速いんです。
一般的に、4Mbpsあればなにをやるにもストレスを感じることはないと言われてます。
(Mbpsは通信速度の単位です)
3Mbpsで高画質な動画の再生がちょっとストレスを感じる程度、1Mbpsを下回り始めると徐々に低画質な動画の再生や、画像の多いサイトを開くのにストレスが溜まってくる感じです。
まずは平日の平均値です。最も混雑するお昼時と夕方から夜にかけてをピックアップします。
格安SIM平均 | ワイモバイル | |
11:30 | 9.07Mbps | 15.77Mbps |
12:30 | 0.51Mbps | 14.35Mbps |
13:30 | 5.64Mbps | 15.04Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.66Mbps | 13.57Mbps |
18:30 | 1.39Mbps | 14.04Mbps |
19:30 | 2.51Mbps | 13.21Mbps |
全く問題なしです。超速です。
続いて休日(土日祝)の平均値です。
格安SIM平均 | ワイモバイル | |
11:30 | 3.88Mbps | 11.23Mbps |
12:30 | 2.27Mbps | 11.21Mbps |
13:30 | 2.47Mbps | 10.27Mbps |
~ | ||
17:30 | 2.36Mbps | 11.00Mbps |
18:30 | 2.90Mbps | 11.68Mbps |
19:30 | 4.44Mbps | 11.14Mbps |
休日もめっちゃ速いです。
他社の格安SIM(MVNO)は大手通信キャリアから回線を借りて営業しています。大手通信キャリアの回線に乗り合って営業しているので、利用者が集中する平日お昼休みと夕方は通信速度が遅くなるんですよね。
しかしワイモバイルは自社回線をつかってます(ワイモバイルの前身はウィルコムとイー・アクセスです)。
従って、混雑する時間帯でも通信速度が落ちないんですよね。それなのに価格は格安SIMクラスです。
ワイモバイルのここが注意!2年目から料金UP、3年目からはデータ量DOWN!
ワイモバイルは1年目だと「ワンキュッパ割」が適用されるので1,000円引きなりますが、ワンキュッパ割が切れる2年目以降は月額料金が1,000円UPします。
さらに、3年目からデータ量が減らされます。
「始めはあんなに優しかったのに…」
って乙女の心境なりますけど、ちょっと注意ですよね。
ワイモバイルの最低利用期間は2年。2年以内に解約すると契約解除料9,500円がかかります。
なので、契約から2年たったら「ポイっ」と他の格安SIMへ移行するのも賢い使い方ですね。
とにかく料金を抑えたいならイオンモバイルがおすすめ。
・通話ありの月額料金が1,130円から。業界最安値水準の価格。
・月額1,980円で電話かけ放題(050電話)に!
そもそもなんで仕事用のスマホを自腹で料金払わないといけないんだよ!
こうお考えの方が大部分だと思います。会社がスマホ支給しろよ!って思うのが当たり前ですよね。
しかしそこはグッと悔しい気持ちを抑えて、2台目のスマホを契約するのでしょう。だったら少しでも料金を抑えたいですよね。
料金を抑えたいならおすすめはイオンモバイルです。
イオンモバイルの料金プランは↓のような感じです。けっこうキメ細かいですよね。
仕事用で通話が必要なら、音声通話プランになります。最安値は月額1,130円。LINEモバイルより70円安いです。
ただし、月額1,130円の音声通話プランだと、電話かけ放題にはなりません。音声通話プランに電話10分かけ放題オプションをつかれば、10分に限り何回でも電話かけ放題(無料)になります。
これです。月額850円です。
ただちょっと裏技ってほどでもないんですけど、イオンモバイルは無制限電話かけ放題できるオプションがあります。
イオンモバイルで月額1,980円払えば電話かけ放題になる方法。
050電話はデータ通信で音声通話ができるんです。
LINE通話みたいにLINEをやってる相手にだけ電話できるのではなく、050から始まる電話番号を振られ、ふつーの電話と同じように固定電話にでもスマホにでもケータイにでも電話できます。
音声のないデータSIMでも「050かけ放題」オプションはつけられます。
そのときの料金最安値は
データSIM1GBプラン480円+050電話オプション1,500円=1,980円
1,980円で無制限電話かけ放題になるんですよね。
これ、料金だけ見ると先述したワイモバイルよりお得に無制限電話かけ放題ができることになります。料金最重視ならイオンモバイルですね。
ただし、050電話はちょっと注意点があります。
- データ通信が圏外になると電話できない。
- 緊急電話(110、119)には電話できない。
この2点は要注意です。050電話だけ持ち歩いて外出するのはちょっと危険かと(緊急電話がかからないのが痛いです)。
イオンモバイルのここが注意!通信速度が遅い!
音声通話だけ、もしくは050電話だけなら気にならないと思いますが、イオンモバイルは通信速度が遅めです。
回線が混雑する平日のお昼と夕方はちょっとストレス溜まるかもですね。音声通話なら全く関係ないですし、050電話も音声が途切れることはないと思いますが。
イオンモバイルと契約するなら、ネットはメインのスマホでやった方がいいかもですね。2台目スマホでもネットを使いたい場合はワイモバイルがおすすめです。
まとめ 用途に合わせた格安SIM選択を!
格安SIMって日本に500社くらいあるんですけど、どれもサービス内容に特色があります。どこもいっしょでしょ?っていうことにはなりません。
その中で、仕事用の2台目スマホに使えそうな格安SIMを3社選んでみました。
ですね。ご参考になれば幸いです。