・光回線にしようか悩んでいる人。解約違約金なしで光回線に乗り換え可能です。
初期工事が不要で手軽に高速なwifi環境が手に入るWiMAX。
それでもたくさんあってどれを選べばいいかわからないですよね。
そんなWiMAXのひとつ。「BroadWiMAX」をご紹介します。
「BroadWiMAX」の概要
大きな特徴は以下の2点です。
- 長く使えば業界最安値水準に。
- 解約違約金なしで光回線に乗り換え可能。
WiMAXを選ぶ上で優先するべきは料金です。WiMAXはau系列のUQが展開している回線をリセラーが販売しているだけなんです。BroadWiMAXもリセラー業者のひとつ。なので、基本的にはどこの業者で契約しても通信品質は同じです。
そうなると大切なのは料金ですよね。
「BroadWiMAX」は月額料金が他社と比較して最安値水準にあります。他社にあるキャッシュバックはないんですけど、その分月額料金が安く設定されてます。キャッシュバックって受け取るのが面倒なんですよね。だったら始めから月額料金安くしておいてよ!っていう方に向いています。
それと、光回線にするかWiMAXにするか悩んでいる方にも向いています。「BroadWiMAX」なら、
「WiMAXちょっといまいちかも…。光回線にすれば良かった…」
というときに、解約違約金なしで光回線に乗り換えできます。WiMAXは地域によって通信速度がけっこう違います。いざ使ってみて全く遅かった場合に、解約違約金ゼロ円で光回線に乗り換えできる点はものすごい安心です。
「BroadWiMAX」の費用
まずは「BroadWiMAX」のコストをまとめてみました。
初期費用と月額費用、そして解約するときに支払う解約違約金に分けてみていきます。
初期費用
初期費用 | 18,857円 ※Web割適用時は無料 |
事務手数料 | 3,000円(税抜き) |
初期費用18,857円は目ん玉飛び出るくらい高いんですけど、以下の4つの条件を満たせば無料になります。
- Web申込
- 月額最安プラン(ギガ放題プラン or 7GBプラン)
- クレジットカード払い
- 指定オプション加入
1~3はあっさりクリアできますが、気になるのが4点目かと思います。ここで言う指定オプションとは
オプション名 | 月額料金 | オプション概要 |
安心サポートプラス | 550円 | 端末が故障した場合の無料修理サービス。 |
My Broadサポート | 907円 | 設定等を電話や遠隔操作で365日相談可。 |
の2つになります。
「えっ!そんなオプションいらないよ!」
という方がほとんどかと思いますが、この2つのオプションは契約して即時に解除できます。お客様専用サイトか電話で解除できるのでご安心を。不要な場合はとっとと解除してしまいましょう。
ということで初期費用は事務手数料3,000円(税抜き)のみ。ここはWiMAXを提供している各社で大きな差はありません。他社同等です。
ちなみにですが、Web割を使って初期費用ゼロ円にした場合、契約から24ヶ月以内の解約9,500円徴収されます(別途解約違約金も支払う必要あり)。
月額費用
ギガ放題 | 7GBプラン | |
月額費用 | 契約初月:2,726円の日割り 1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
契約初月:2,726円の日割り 1~24ヶ月目:2,726円 25ヶ月目以降:3,326円 |
月額データ容量 | 無制限 | 7GB |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
契約期間 | 3年 | 3年 |
プランは「ギガ放題」「7GBプラン」の2種類です。プランの種類は他社同等。ここは他社と差別化できないところですね。
繰り返しますが、月額費用は業界最安値水準です。さらに口座振替も選択可能。ただし、口座振替だとWeb割引が適用されないので、初期費用は高くなってしまいます。クレジットカードがある方なら、クレジットカード払い一択でしょう。
解約違約金
解約までの契約期間 | 解約違約金 |
1~12ヶ月 | 19,000円 |
13ヶ月~24ヶ月 | 14,000円 |
25ヶ月~ | 9,500円 |
契約期間は3年です。なので、37ヶ月目、73ヶ月目…というふうに契約更新月がやってきますが、契約更新月を逃して解約すると解約違約金が発生します。これはスマホと同じですね。
解約違約金も他社同等。解約違約金も他社と差別化できるポイントではないんですが、ここに風穴を開けたのが「BIGLOBE WiMAX2+」です。
「BIGLOBE WiMAX2+」は契約期間1年で解約時の違約金が最大1,000円(契約13ヶ月目以降は無料)。契約更新月とか関係なく、気軽に解約できてしまいます。短期のWiMAX利用を検討されている方は、「BIGLOBE WiMAX2+」が最有力の選択肢になります。
ちなみにですが、WiMAXは地域によって通信状況がけっこう変わります。契約した直後に
「うーん、うちだとBroadWiMAXちょっと使えない…」
って後悔するケースもあると思います。
そんなときのために、「BroadWiMAX」は契約8日内の解約なら解約違約金が無料になるサービスをやっています。まぁでもこれは他社も同じですね。
他社と違うのが、
- 解約して光回線に申し込んだら解約違約金ゼロ円。
です。
BroadWiMAXはWiMAXの他にも光回線を提供しています。
いざWiMAXを使ってみて、
「WiMAX遅い!やっぱ光回線にするべきだった!」
となった場合に、光回線への乗り換えは解約違約金ゼロでできてしまいます。光回線にするかWiMAXにするか悩んでいる方は、一旦WiMAXを試してみるということもできますよね。
「BroadWiMAX」の取り扱い機種
選べる機種は4種類。それぞれのスペックは下記のとおりです。
W06 | WX05 | HOME L2 | HOME 01 | |
通信速度 | 下り最大558Mbps上り最大30Mbps | 下り最大440Mbps 上り最大75Mbps |
下り最大558Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大75Mbps |
連続通信 | 約9時間 | 約14時間 | 電源接続 | 電源接続 |
重量 | 125g | 128g | 436g | 338g |
サイズ | 128×64×11.9mm | 111×62×13.3mm | 93×93×178mm | 70×100×155mm |
自宅利用ならば「HOME L2」か「HOME 01」です。
「HOME L2」の見た目はこんな感じ。
魔法瓶っぽい…。
「HOME 01」の見た目はこんな感じ。
魔法瓶っぽい…。
どちらか選ぶなら、スペックの観点から「HOME L2」でしょう。
外でも利用するなら「W06」「WX05」です。「W06」の見た目はこんな感じです。
僕は「W06」です。自宅だと電源接続しっぱなしで使ってます。
「WX05」の見た目はこんな感じです。
スペックで言えば「W06」でしょう。
しかし!ちょっと注意が必要なのは「HOME L2」「W06」どちらもhuawei製品なんです。huawei製品は世界的に排除の動きがありますよね。まぁ大丈夫だと思いますけど…。
一方で、「HOME 01」「WX05」はNEC製品。メーカーの安心感ならこちらです。
「BroadWiMAX」の通信制限
7GBプラン | 月間データ量が7GBを超過した場合、最大128kbpsに速度制限。 |
ギガ放題プラン | 直近3日間で「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信量合計が10GB以上となった場合、「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信速度を翌日に1Mbpsに制限。 制限時間帯:18時頃から翌日2時頃まで |
WiMAXは短期間で使い過ぎると通信制限が課せられます。ここはどのWiMAX業者も同じです。「BroadWiMAX」だから通信制限が厳しいとか緩いとかはありません。
多くの人が選ぶギガ放題プランだと、
・3日間合計で10GBを超えると18時~翌2時まで最大1Mbpsに速度制限される。
という点は覚えておきましょう。
「BroadWiMAX」のメリット
「BroadWiMAX」のメリットは以下の4点。
基本的には契約して安心できるWiMAXです。
①料金が業界最安値水準。長く使えば使うほどお得に。
長く使う予定ならBroadWiMAXは業界最安値水準です。3年契約する想定でギガ放題プランの料金を比較してみます。比較対象はこちらも業界最安値水準の「GMO とくとくBB WiMAX2+」。
BroadWiMAX | GMO とくとくBB WiMAX2+ | |
1~2ヶ月目 | 2,726円 | 3,609円 |
3~24ヶ月 | 3,411円 | 4,263円 |
25ヶ月以降 | 4,011円 | |
3年間合計 | 128,626円 | 152,160円 |
その差は23,534円。BroadWiMAXの圧勝です。
と、言いたいところなんですが、BroadWiMAXはキャッシュバックがないんです。一方で、「GMO とくとくBB WiMAX2+」はキャッシュバックあり。その額は31,100円。
ということで3年契約前提なら「GMO とくとくBB WiMAX2+」の方が安くなります。もう少し長めの契約ならBroadWiMAXの方が安くなります。ちょっと計算してみると、
- 契約期間が66ヶ月以下なら「GMO とくとくBB WiMAX2+」の方が安い。
- 契約期間が67ヶ月以上なら「BroadWiMAX」の方が安い。
ですね。長期利用なら「BroadWiMAX」が有利です。
②光回線への乗り換えする場合は解約違約金が業者負担に!
繰り返しますが、WiMAXは利用するエリアによって通信速度が様々です。
いざ契約して使ってみて、
「え、遅い…」
っていうこともあり得ます。こうなると悲惨です。
「光回線にしておけばよかった…」
そう感じることもあるでしょう。
で、他社なら光回線に乗り換えるためにWiMAXを解約すると解約違約金をがっつり徴収されてしまいます。ですが、「BroadWiMAX」は光回線へ乗り換える場合は解約違約金が業者負担(我々は払う必要なし)になるんです。
この点、実はかなり大きなメリットです。光回線を検討されている方でも、一度WiMAXがどんなもんか試せますよね。料金が安いのはWiMAXなので、WiMAXに満足できたら使い続ければいいし、不満なら光回線に乗り換えることができます。
③口座振替でも支払い可能。
WiMAX業者はたいていクレジットカード支払いのみです。口座振替で支払いができるのは少数派。何らかの理由でクレジットカードを作れない方は、「BroadWiMAX」が選択肢になるでしょう。月額料金も安いですしね。
しかし、口座振替だとWeb割引を受けられないので初期費用が高くなる点はご注意を。
④auユーザー、UQモバイルユーザーなら更に割引に!
auユーザー | auの利用料金から毎月1,000円割引 |
UQモバイルユーザー | UQモバイルの利用料金から毎月1,000円割引 |
auユーザー、UQモバイルユーザーなら、スマホの利用料から毎月割引が発生します。
UQモバイルユーザーの割引は他社もやってますが、auユーザーの割引はやってたりやってなかたりです。2社両方割引している点はメリットでしょう。
「BroadWiMAX」のデメリット。契約前の注意点。
契約前の注意点もあります。
とはいえ、気をつけていればそんなに大きなデメリットはありません。
①キャッシュバックがない!
WiMAX業者によってはキャッシュバックを受けとれる場合があります。
現状、最も高額なキャッシュバックを受け取れるのが先ほど書いた「GMO とくとくBB WiMAX2+」。キャッシュバック額は以下のとおりです(機種によってキャッシュバック金額が決まります)。
機種 | キャッシュバック金額 |
W06 | 31,100円 |
WX05 | |
HOME L2 | |
HOME 01 |
いまのところどの機種でも31,100円キャッシュバック。月額費用のほぼ1年分をキャッシュバックで賄える計算になります。
ただし、契約して即キャッシュバックを受け取れるわけではありません。11ヶ月待つ必要があります。
- 契約して11ヶ月後にメールでキャッシュバックの案内が届く。
- メール到着から1ヶ月以内に口座登録をする。
この2ステップを踏んでようやくキャッシュバックを受けられます。ちょっと面倒ですよね。11ヶ月後なんて忘れてしまうかもしれないし…。
なので、キャッシュバック受け取るのちょっと面倒だなと思う方は、そもそも月額費用が安い「BroadWiMAX」の方が向いているでしょう。
②固定のグローバルIPを割り当てられるオプションがない。
多くの方にとってデメリットにはなりませんが、
- オンラインゲームが好きな人。
- サーバー利用を考えている人。
- VPN等による遠隔接続を考えている人。
にとっては固定のグローバルIPが割り当てられるかが重要ですよね。「BroadWiMAX」は固定のグローバルIPを専有できません。
グローバルIPが割り当てられるオプションは「DTI WiMAX 2+」にあります。「DTI WiMAX 2+」は料金も安めなので、気になる方は選択肢に。
「BroadWiMAX」まとめ
費用の観点からすると、かなりおすすめできるサービスです。キャッシュバックが無い代わりに、月額費用が安め。
また、いざ使ってみてWiMAXが遅かった!といった場合に解約違約金を支払うことなく光回線への乗り換えできる点も魅力ですよね。
- 長期利用を考えている方。
- キャッシュバックもらう手続きが面倒な方。
- 光回線にするかWiMAXにするか迷っている方。
あたりは選択肢に入ります。