So-net モバイル WiMAX 2+のメリットとデメリット。契約前の注意点。

So-net モバイル WiMAX 2＋はこんな人におすすめ

・う～ん…。

初期工事が不要で手軽に高速なwifi環境が手に入るWiMAX。

それでもたくさんあってどれを選べばいいかわからないですよね。

そんなWiMAXのひとつ。「So-net モバイル WiMAX 2＋」をご紹介します。

「So-net モバイル WiMAX 2＋」の概要
「So-net モバイル WiMAX 2＋」の費用
「So-net モバイル WiMAX 2＋」の取り扱い機種
「So-net モバイル WiMAX 2＋」の通信制限
「So-net モバイル WiMAX 2＋」のメリット
- ①大手SONY傘下の安心感！
- ②auユーザー、UQモバイルユーザーなら割引に！
「So-net モバイル WiMAX 2＋」のデメリット。契約前の注意点。
- ①業界最安値水準ではない！
- ②他にもデメリットあり！
「So-net モバイル WiMAX 2＋」まとめ

「So-net モバイル WiMAX 2＋」の概要

特徴がないのが特徴です。大きな特徴はありません。

WiMAXを選ぶ上で優先するべきは料金です。WiMAXはau系列のUQが展開している回線をリセラーが販売しているだけなんです。「So-net モバイル WiMAX 2＋」もリセラー業者のひとつ。なので、基本的にはどこの業者で契約しても通信品質は同じです。

そうなると、差別化できるのは料金かサポートなんですけど、「So-net モバイル WiMAX 2＋」の料金は業界最安値水準ではありません。後程書きますが、探せばより安い他社が存在します。

あえて特徴をあげるなら、誰もが知ってるSONYが運営しているプロバイダー（So-net）が提供している安心感でしょうか。突然のサービス停止なんて事態にはならないかと。

→【So-net モバイル WiMAX 2+】

「So-net モバイル WiMAX 2＋」の費用

「So-net モバイル WiMAX 2＋」のコストについて説明します。

初期費用と月額費用、そして解約するときに支払う解約違約金に分けてみていきます。

初期費用

契約事務手数料

3,000円（税抜き）

初期費用は3,000円（税抜き）のみ。ここは他社同等です。悪くありません。

極稀に初期費用として端末代を請求する業者もありますが、「So-net モバイル WiMAX 2＋」は端末代ゼロ円。ここはメリットですね。

月額費用

	ギガ放題	7GBプラン
月額費用	契約初月：無料 1～12ヶ月目：3,380円 13ヶ月目以降：4,379円	契約初月：無料 1～12ヶ月目：2,780円 13ヶ月目以降：3,695円
月額データ容量	無制限	7GB
支払方法	クレジットカード	クレジットカード
契約期間	1年・2年・3年	1年・2年・3年・4年

プランは2種類です。どちらのプランも料金は業界最安値水準とは言えません。

契約期間が柔軟に選べますけど、3年以外は

割引が適用されない。期間通じて月額料金はギガ放題4,679円、7GBプラン3,995円。
LTEオプションが有料（1,005円/月）。

というデメリットがあるので、あえて選択する人はいないでしょう。

ちなみにですが、LTEオプションをつけるとWiMAXが通信できないような山間部で「au 4G LTE」による通信が可能になります。ざっくり言うと、どこでもつながりやすくなるということですね。地方にお住まいの方や、地方出張が多い方だと重宝するかもしれません（都市部で利用されるなら不要なオプションです）。3年契約だとLTEオプションは無料です。

また、口座振替ができない点はデメリットですね。何らかの理由でクレジットカードが作れない方は、「So-net モバイル WiMAX 2＋」が選択肢にはなりません。

解約違約金

解約までの契約期間	解約違約金
1～12ヶ月	19,000円
13ヶ月～24ヶ月	14,000円
25ヶ月～	9,500円

契約期間は3年です。なので、37ヶ月目、73ヶ月目…というふうに契約更新月がやってきますが、契約更新月を逃して解約すると解約違約金が発生します。これはスマホと同じですね。

解約違約金も他社同等。解約違約金も他社と差別化できるポイントではないんですが、ここに風穴を開けたのが「BIGLOBE WiMAX2+」です。

→BIGLOBE WiMAX2+

「BIGLOBE WiMAX2+」は契約期間1年で解約時の違約金が最大1,000円（契約13ヶ月目以降は無料）。契約更新月とか関係なく、気軽に解約できてしまいます。短期のWiMAX利用を検討されている方は、「BIGLOBE WiMAX2+」が最有力の選択肢になります。

→【So-net モバイル WiMAX 2+】

「So-net モバイル WiMAX 2＋」の取り扱い機種

選べる機種は2種類。それぞれのスペックは下記のとおりです。

	W06	HOME L2
通信速度	下り最大558Mbps 上り最大30Mbps	下り最大558Mbps 上り最大30Mbps
連続通信	約9時間	電源接続
重量	125g	436g
サイズ	128×64×11.9mm	93×93×178mm

実は上表の「W06」、「HOME L2」以外にも選択肢はあるのですが、この2機種以外だと月額費用が割引されません。よって実質的に選択肢は2つのみです（他社は「WX05」、「HOME 01」という機種も選択肢になります）。

「HOME L2」の見た目はこんな感じ。自宅でのみ利用される方はこちらです。

魔法瓶っぽい…。

外でも利用するなら「W06」です。「W06」の見た目はこんな感じです。

僕は「W06」です。自宅だと電源接続しっぱなしで使ってます。

しかし！ちょっと注意が必要なのは「HOME L2」「W06」どちらもhuawei製品なんです。huawei製品は世界的に排除の動きがありますよね。まぁ大丈夫だと思いますけど…。

「So-net モバイル WiMAX 2＋」の通信制限

7GBプラン	月間データ量が7GBを超過した場合、最大128kbpsに速度制限。
ギガ放題プラン	直近3日間で「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信量合計が10GB以上となった場合、「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信速度を翌日に1Mbpsに制限。制限時間帯：18時頃から翌日2時頃まで

WiMAXは短期間で使い過ぎると通信制限が課せられます。ここはどのWiMAX業者も同じです。「GMO とくとくBB WiMAX2+」だから通信制限が厳しいとか緩いとかはありません。

多くの人が選ぶギガ放題プランだと、

・3日間合計で10GBを超えると18時～翌2時まで最大1Mbpsに速度制限される。

という点は覚えておきましょう。

「So-net モバイル WiMAX 2＋」のメリット

「So-net モバイル WiMAX 2＋」のメリットは以下の2点です。

①大手SONY傘下の安心感！

これですね。

まぁ良く知らない業者だと、ある日突然

「サービス停止します！」

ということがないとも限りません。大手SONY傘下のSo-netならそんなこともないでしょう。安心して使える点はメリットです。

②auユーザー、UQモバイルユーザーなら割引に！

auユーザー	auの利用料金から毎月1,000円割引
UQモバイルユーザー	UQモバイルの利用料金から毎月1,000円割引

auユーザー、UQモバイルユーザーなら、スマホの利用料から毎月割引が発生します。

しかし、これは「So-net モバイル WiMAX 2＋」固有のメリットではありません。後述しますが、「BoradWiMAX」と「GMO とくとくBB WiMAX2+」でもやってます。

「So-net モバイル WiMAX 2＋」のデメリット。契約前の注意点。

契約前の注意点もあります。

①業界最安値水準ではない！

冒頭書きましたが、WiMAXは同じ回線を業者が売っているので、通信品質はどこも同じ。大きな違いは料金になりますが、「So-net モバイル WiMAX 2＋」は業界最安値水準とはなりません。

キャッシュバックがない。
月額費用がそもそも安くない。

要因はこの2点です。ちょっとギガ放題プランを3年契約した例で比較します。比較対象は「BoradWiMAX」と「GMO とくとくBB WiMAX2+」の2業者です。

	BoradWiMAX	GMO とくとくBB WiMAX2+	So-net モバイル WiMAX 2
契約初月	2,726円の日割り	3,609円の日割り	無料
1～2ヶ月目	2,726円	3,609円	3,380円
3～12ヶ月目	3,411円	4,263円	3,380円
13～24ヶ月	3,411円		4,379円
25ヶ月以降	4,011円		4,379円
3年間合計	128,626円＋契約初月日割分	152,160円＊契約初月日割分	145,656円

この例だとBoradWiMAXの圧勝ですね。

と、言いたいところなんですが、BroadWiMAXはキャッシュバックがないんです。一方で、「GMO とくとくBB WiMAX2+」はキャッシュバックあり。その額は31,100円。キャッシュバック込みだと年間の実質費用が121,060円となり、業界最安値に。

ということで3年契約前提なら「GMO とくとくBB WiMAX2+」の方が安くなります。「So-net モバイル WiMAX 2」は歯が立たないですね…。

②他にもデメリットあり！

1点目のデメリットが大き過ぎるので、後はざっと流します。

口座振替で料金支払いできない。
選べる機種が少ない。実質2機種だけ。
固定のグローバルIPを割り当てられるオプションがない。
いざ「So-net モバイル WiMAX 2」を使ってみて、使い物にならなかったときのサポートがあいまい。

4点目について補足します。

WiMAXは使う地域によって通信速度が変わってきます。

なので実際に使ってみて、

「こんなはずじゃなかった…」

なんてことにもあり得ます。そして解約しようとすると、多額の解約違約金が請求されることに…。

これは腑に落ちないですよね。業者も契約者も嫌な思いをすることになります。

しかし、そうならないために、ユーザをしっかりサポートする業者もあります。

GMO とくとくBB WiMAX2+	・契約から20日以内は解約違約金ゼロ円で解約可能。
BoradWiMAX	・契約から8日以内は解約違約金ゼロ円で解約可能。・光回線に乗り換える場合は解約違約金ゼロ円で解約可能。

ちょっと使ってみてダメだったら解約違約金ゼロ円にする業者もあるんです。

「So-net モバイル WiMAX 2」はそんなことになった場合のユーザサポートが明記されてません。若干不安です。