40代独身男性の資産運用 ~資産運用その前に~

社会人になって20年程経過した40代独身男性。よっぽどの浪費家でなければある程度まとまったお金があると思います。いまは低金利時代。銀行の普通預金口座に預けておいても、利息じゃお金はふえないですよね。資産運用を考えてみても良い頃かもしれません。

そんな40代独身男性の資産運用について僕の考えを述べてみたいと思います。

資産運用その前に パート1~生活防衛資金~

生活防衛資金という言葉があります。資産運用を始める前に知っておくべき、何よりも大切な言葉です。

生活防衛資金:いざという時、すぐに使えるようにしておくお金

ざっとこんな意味だったと思います。

会社からリストラされた、自然災害で生活するのも困難になった、事故・病気で長期休養しなければならなくなった。こんな状況に自分は全く無関係だとは言い切れないですよね。そういったいざという時に、すぐ引き出せて、いつでも使えるようにしておくお金を生活防衛資金と呼んでます。

さて、この生活防衛資金、いくらくらい必要なのでしょうか?

生活防衛資金 = 1ヶ月の生活費 × 必要な期間

という数式で算出するのですが、1ヶ月の生活費は検討つきますよね。僕は14万円くらいですが、いざというときはふだんよりお金がかかりそうなもの。20万円としています。

そして必要な期間。ちょっとググればわかることですが、人によって様々なようです。僕はこれを18ヶ月としてます。まぁ1年半あれば、会社からリストラされても次が見つかるだろうし、地震にあっても生活を立て直すことができそうだし、病気になってとしても働けるくらいまで回復できそうだし。そんな軽い気持ちで18ヶ月は決めてます。

ということで

20万円 × 18ヶ月 =360万円

360万円を生活防衛資金として、メガバンクの普通預金口座に預けてます。

※生活防衛資金は大手銀行の普通預金口座に預けましょう。元本が保証されていて、いつでもどこからでも引き出せるようにしておくのがポイントです。

資産運用その前に パート2 ~5年以内に使う予定のあるお金~

5年以内に使う予定のあるお金(例えば住宅にかかる費用、家族にかかる費用)は資産運用に回さないほうがよいと思います。

当たり前の話ですが、資産運用は元本保証されません。お金が減るかもしれないリスクを取ることでお金はふえていくのです。お金が必要になった時に、元本を毀損しちゃってて、足りなかったなんてことにならないように、5年以内に使う予定のあるお金も元本保証のある普通預金口座、もしくは定期預金に預けておきましょう。

僕は5年以内に使う予定のあるお金はゼロ円です。大きな買い物する予定も、背負う必要のある家族もいないですからね。

資産運用その前に パート3 ~借金~

借金の利息以上に資産運用で儲けることはとても困難です。資産運用して儲けて借金返そうなんて無理だと思った方がいいと思います。

自宅のローン、車のローン、サラ金、ヤミ金などの借金がある場合、まず借金を返済することに全力を注ぎましょう。つまらないことを言うようですが、資産運用はその後です。

僕は借金はありません。親兄弟にもおそらく借金はないですし、借金の保証人にもなってません。借金を気にする必要はなさそうです。

ということで、資産運用に回せるお金は

以下の式になります。

資産運用に回せるお金=現在の資産 - 生活防衛資金 - 5年以内に使う予定のあるお金 - 借金

ですね。

この計算式の結果がマイナスになってしまった場合は頑張って働いたほうがいいと思います。まずは借金を返済し、生活防衛資金を確保し、5年以内に使う予定のあるお金を貯める。資産運用はそれからでも遅くありません。

プラスになった場合、その金額で資産運用してみましょう。

ところで、資産運用ってなんだろう?

お金を元にしてお金をふやすのが資産運用なんですけどね。お金をふやすにも二通りの考え方があります。

投資・・・新しい価値を産むものに自分の資本(資産)を投じること。代表的な投資に株とか債権とかがあります。原則プラスサムゲームです(もちろん損することもありますが)。

投機・・・短期的に儲けられそうな機会に自分の資本(資産)を投じること。ギャンブルですね。仮想通貨とかFXもこちらに分類されると僕は思ってます。誰かが儲かれば誰かが損するゼロサムゲーム、あるいは、親の総取りなってしまえばマイナスサムゲーム。

20代なら人的資本もまだまだ残っているので、一発狙って投機もアリだと僕は思いますが、40代は失敗できない年代に差し掛かっています。僕たちは一発狙いの投機の誘惑に負けず、地道に投資をするべきなのです。

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