まずは「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」が何かっていうことなんですけど、投資信託ですね。ちなみに、投資信託っていうのは
「うすーくひろーく株やら債券やら不動産やらに投資してくれるやつ」
です。
→40代独身男性の資産運用~インデックスファンドを活用しよう~
そしてこの「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」ですが、バランス型です。幅広い地域の株式に対して投資していくファンドです。
過去の記事でバランスファンドはおすすめしないと書きましたが、でもこの「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」、僕はこれから資産運用を始めるひとにはちょうどよいような気がします。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)とは?
「3地域均等型」というだけあって、国内株式、先進国株式、新興国株式という3地域にそれぞれ1/3ずつ均等に投資するみたいですね。
それぞれのベンチマークは以下のとおりです。
国内株式 : TOPIX
先進国株式 : MSCI Kokusai
新興国株式 : MSCI エマージング・マーケット・インデックス
シンプルでふつーだ。全く問題ありません。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のコストは
信託報酬 0.142%
安いですねー。ちなみに、ちょっと計算してみるとわかるのですが、既存のeMAXIS Slim国内株式、eMAXIS Slim先進国株式、eMAXIS Slim新興国株式、3ファンド個別に投資するよりコストは安くなるんです。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 日本株式インデックス | 0.17172% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11826% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.2052% |
上記の3ファンドの信託報酬を足して、3で割ったら0.165%。eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のほうが0.23%安い。
これだったらシンプルに「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」のほうが楽ですよね。
そしてもちろん購入時手数料、及び信託財産留保額ともにゼロです。
過去の記事でバランス型をおすすめしない理由のひとつにコストを挙げました。しかし「0.142%」だったらコストの問題はクリアしているでしょう。
そしていったいどこで買えるのか。
販売会社 : マネックス証券など
発売当初は変えるネット証券が限られてましたが、いまは大手なら概ね買えますねー。
僕がおすすめするネット証券はマネックス証券です。→40代独身男性の資産運用~証券会社を選ぶ~
これからネット証券に口座を開設するならマネックス証券がおすすめですよー。
マネックス証券
いまから資産運用を始めるなら
いまから資産運用を始めるなら、僕はこんなポートフォリオを組むかもしれません。
現金:25%
個人向け国債変動10:25%
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型):50%
超シンプル。コスト最安値だけを求めて乗り換え続けてると、保持しているファンドが増えすぎて管理が面倒なるんですよね。myIndexによると上記のポートフォリオで
リターン:3.9%
リスク: 9.3%
リーマンショックが起こったら:マイナス27.1%。
十分ですね。リーマンショック起きても耐えられそうなマイナス幅。
けれどもバランス型だから
過去の記事でバランス型をおすすめしない理由のひとつに「自由に資産配分できない」ということを挙げました。コストはクリアできても、ここはクリアできないですよね。
投資って続けてると飽きてしまうんですよね。様々な情報に流されて、
「あれ、もうちょっと新興国株式の割合殖やしてみようかな」
とか
「先進国全体よりも米国だけのほうが効率的に儲かるんじゃないか」
とか考え始めてしまうんです。
そんなときも鉄壁の意思で「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」を買い続けられるのであれば、おすすめです。
僕にそんな鉄壁の意思はなさそうです。やっぱり個別に国内株式、先進国株式、新興国株式に投資するインデックスファンドを買っていじくってみるのが性に合ってる気がします(結局いじくると非効率なるんですけどね)。