さて、前回まででポートフォリオは決まったことにします。僕を例にするとこんなかんじでしたね。
現金 | 日本株 | 先進国株 | 新興国株 | 日本債券 |
25% | 10% | 35% | 10% | 20% |
前回9種類あると言ったインデックスファンドですが、運用会社が様々な商品を開発してます。それこそたくさんあり過ぎて選ぶのに困ると思いますが、選択する基準は明確です。
・コスト
手数料(信託報酬)のことですね。これに尽きると思います。
前々回、インデックスファンドがアクティブファンドに勝つ理由にコストを挙げました。
そうなんです。最も重要なのはコストなんです。
このコスト、もちろん低ければ低いほどいいんです。ちょっとこれを見てください。
主要インデックスファンドシリーズ、信託報酬・信託財産留保額の一覧(四半期更新)
いまの世の中こんな便利な一覧があるんですね。主要なインデックスファンドが網羅されているし、最も低コストなインデックスファンド一目瞭然ですね。
そしてこのサイト、四半期ごとに更新されるようです。インデックスファンドのコストは運用会社も意識していて、より多く販売するために、各ファンドのコスト下げ競争が激しいんです。どのインデックスファンドが現在の最安なのか、常に把握しておいて損はないです。
それと、ちょっと前までは純資産総額なんていうのも気にしてましたが、いまはどのインデックスもそれなりの規模なので、僕は気にしなくなりました。コストが低いインデックスファンドを追い続ける日々です(そして保有するファンドが増えていって手がつけられなくなってます)。
これを買っておけば間違いないインデックスファンド
そして僕のおすすめする、というか、いま僕が積み立てて購入しているインデックスファンドは下の一覧です(2018年3月現在)。
国内株式:たわらノーロード TOPIX
コストで言うならニッセイ、eMaxisSlimといい勝負なんですけど、ニッセイってトラッキングエラー(市場平均から乖離してしまう)をたまに起こすんですよね。いまいち信用できないので、積み立てやめてしまいました。eMaxisSlimはいいと思います。
ちなみにこのeMaxisSlimシリーズ、他社のインデックスファンドがコスト引き下げたら追随すると豪語してます。どこまでそんなことできるか不明ですが、いまから積み立てるのはアリでしょう。
先進国株式:eMAXIS Slim先進国株式インデックス 、楽天・全米株式インデックス・ファンド
毎月「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に積み立ててます。しかし昨年発売された「楽天・全米株式インデックス・ファンド」ちょっとこれに乗り換えようかと考えてます。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」って米国株のみ対象にしているインデックスファンドはなんですけど、過去のデータを見ると米国株ってものすごい強い(これについてはあらためて触れたいと思いますが)。しかし、初めて投資する方は薄く広い範囲を投資対象としている「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が最適だと思います。
新興国株式:たわらノーロード新興国株式
これももっとコスト低いインデックスファンドあるんですけどね。特に「たわらノーロード新興国株式 」じゃないとだめだ!っいうことではなく、「EXE-i 新興国株式ファンド」でもいいのではと思います。
国内債券:個人向け国債 変動10
これだけインデックスファンドではないです。個人向け国債ですね。詳細は財務省のHPに説明があります。
「変動10年」は、半年毎に適用利率(クーポン)が変わる「変動金利」を採用。
実勢金利の動きに応じて半年毎に適用利率が変わり、そのときどきの受取利子の金額が増減します。仮に3年後の実勢金利の水準が現在よりも上昇したとします。固定金利の場合は、受取利子は3年後も変わりませんが、「変動10年」の場合、受取利子は増えることになります。参考:「変動10年」商品概要
国内債券に求めているのは元本割れしない信頼性です。そういった意味では、国より高い信頼はないかなと(破綻寸前とか言われてますけど)。まぁいまの低金利時代ですから、無理に個人向け国債を買わず、銀行の定期預金でもいいかなと思います。
ところで、バランス型は?
バランス型っていうインデックスファンドもあります。決められた割合に資産配分してくれる楽チンなファンドですね。でもこれ、僕はあまりおすすめしません。なぜならば、
・コストが若干高い。
・自由に資産配分できない。
先進国債券とかリートとか僕はポートフォリオに入れたくないですけど、勝手に入っちゃうこともありますし。あと、ポートフォリオ変更したくなっても融通が利かない。
コストも各種のインデックスファンドを自分で組み合わせて購入したほうが安いことがおおいです。
というふうに思っていたのですが、こんなバランス型ファンドが発売されました。
そんなわけでバランス型のインデックスファンドを買うことはないかなぁと思っています。