さて、前回おすすめしたインデックスファンド。
じゃ、もう早速インデックスファンドに投資してみようと思う前に、計画を立ててみましょう。ここでいう計画とは、
ポートフォリオを考える
ということです。
ポートフォリオってなに?
インデックスファンドと一口に言っても、いろいろな種類があります。投資対象と地域によって分類できるんですね。
●地域による分類
・日本
・先進国
・新興国(エマージング)
●投資対象による分類
・株
・債券
・不動産
ひとまず知っておいたほうがいいのは上記6種類ですね。
地域による3分類×投資対象による3分類 = 9種類のインデックスファンド
があるわけです。
どのインデックスファンドにどれくらいの割合で資産を配分するのか。これを決めるのがポートフォリオを考えるということです。
ちなみに、いくら儲けられるかを決めるのってタイミング(投資をいつから始めるか)はあんまり関係ないそうです。タイミングよりもポートフォリオがカギを握っているそうです。
ポートフォリオってどうやって決めたらいいの?
僕はポートフォリオ決めるのに1ヶ月くらい悩みました。
円と外貨の比率、株と債券の比率、不動産を組み入れるのかどうか。そんなことを悩んだんですけど、とても役に立ったのが下のサイトです。
利用するにはユーザ登録が必要です。まぁここはチャチャッと。無料で利用できます。
そしてこのサイト、資産配分ツールという機能があるんですね。これが非常に強力で、上記9種類のインデックスと現金(の他にも、金、コモディティが入力できますが、ひとまず無視してよいと思います)に何%資産配分するかを入力するとリターンとリスクがパッと表示されます。
リスクとリターンって?
リターン:これはわかりやすいですよね。収益です。
リスク:リターンの振れ幅です。日経平均とか上がる日もあれば下がる日もある。その上がり下がりの振れ幅ですね。この振れ幅が大きくなるほど、一般的にリターン(収益)は下がっていくといわれてます。
高いリターンを得るためには株やら不動産に投資しまくればいいのですが、リスクも高いんです。下落時は凹むほど資産がぶっ飛んでいきます(リーマンショックのときとか)。
それにひきかえ、債券は総じてリスク低めなので、下落時に強いんですよね。株や不動産ほどには下落しない。
自分の凹み具合を緩和するために債券(もしくは現金)も一定投資しておくことで、下落時の資産全体のぶっ飛び具合を抑えることができるのです。
ポートフォリオを決めるときに重要なこと
リターンとリスクよりも大切なこと、それは大暴落時に自分のメンタルが耐えられるかっていうことです。
myindexに「大暴落!あの時のリターンは?」っていう欄がありますよね。ちょっとリーマンショックを選んでみてください。何%資産がマイナスになったか表示されると思います。
例えば、3000万円を運用していて、30%マイナスになったら、資産は900万円減ることになります。50%マイナスだったら1500万円です。
100年に1度と言われているリーマンショック。40代独身男性なら生涯もう一度くらいあるかもしれません。
「これくらいなら減っても大丈夫かー」っていう自分の耐えられるラインに2割増しくらいしてポートフォリオ組んだほうがいいと思います。(30%マイナスくらいなら耐えられるかーなら、24%マイナスくらいのポートフォリオで。下落時のメンタル凹み具合は自分で考える以上です)。
ご参考。僕のポートフォリオ
こんなかんじです。
現金 | 日本株 | 先進国株 | 新興国株 | 日本債券 |
25% | 10% | 35% | 10% | 20% |
紆余曲折あっていまはこのポートフォリオに落ち着きました。
(ちなみに、まだこのとおりのポートフォリオになってません)
リターンは4.4%、リスクは10.1%、リーマンショックのときには30%マイナス。まぁ耐えられないこともないというマイナス幅ですね。
先進国債券もポートフォリオに入れていたのですが、止めました。為替リスクがある分、日本債券のほうが優位なようですので。不動産(REIT)も止めました。値動きが荒い(リスク高い)ので。新興国債券は最初から手を出してません、こちらも値動き荒すぎて怖い。
このリターンとリスクのバランス、そして大暴落の時のメンタル、そんなことを自分で自分に相談して、慎重にポートフォリオを決めていくのだと思います。